幼稚園・小学校受験のmanagement28 幼・小の受験準備っていつから始めたら良いの?⑴

2013-04-15

幼稚園・小学校受験準備って、いつから始めたら良いの?⑴

この質問をこの仕事に就いてからどれだけ聞いてきたことでしょう?
中学受験や高校受験の指導でも同様な質問がありますから、それらを含めると、数えきれないほどの数だと思います。

中学受験では有名予備校に一年生から通う子供がいる時代なので、同業としても正直びっくりです。
当会の小中学生個人指導クラスでは、予備校補習を中心にした生徒がいますが、1~2年生でもテキストの難度は相当なもので、3~4年生で潰れてしまうのではないかと心配になります。
とにかく考査まで6年間もあるのです。時間の長さは当人にとっても、保護者にとっても相当なものでしょうから息切れも色々なドラマもあるでしょう…受験に無事漕ぎ着ける事を願うばかりです。

小1から予備校通いの家庭の場合、御三家などの志望校が一校必ず決まっています。多くの学校の中で一つに絞れる事を可能にするだけの確信を持っているのが凄いと思います。

幼稚園や小学校受験でも一つに絞っている方は沢山おられるのですが、卒業生が必ず我が子も同じ園や小学校に通わせたいと思うわけでもなく、経験者も少ないのが幼・小受験の世界です。中学受験以降の志望校決定のように確信ができるまで、慎重に事をすすめて欲しいと望むばかりです。

さて、幼稚園・小学校受験準備を始める時期ですが、その時期は子供の発達や家庭の条件によって異なるのが当然ですから、例を挙げて説明してもきりがない程のケースがあります。

意味の無い一般論や経営の都合を考えた返答を避け、保護者の方々が自身で決定可能となるようにお伝えしていくのが当ブログの使命ですから、私なりの返答をさせていただきます。

幼児にとって、受験と無関係に大切な時期があります。最初は赤ん坊から脱皮し、歩行可能となる時期から二歳児の頃です。その頃に大切にしたい内容を述べましょう。

・天候や季節に関係なく沢山歩く習慣をつけ体幹をしっかりさせ、暑さ寒さに負けない我慢強さを育てる。
・話や指示が聞け、根気のある飽きっぽくない精神力を育てる。
・床でゴロゴロさせず、椅子等に腰掛けたり立つ姿勢を維持できるように育てる。
・待つ事ができる子供に育てる。
・物事に取り組むことの楽しさを理解させ、興味の無いことでも嫌がらずに取り組める子供に育てる。
・好きな事を行っていても、要求されたらすぐに止めて切り替えのできる子供に育てる。
・衣食住等の基礎的な生活力を身につけさせる。
・大人と子供の区別をつけさせる。等々

理想論では無く、特に集団(社会)に於いて可能なように、二歳の時点で身につけさせるべきことです。もし幼児教室を運営しているのなら、教室に6か月以上通っている間に、保護者の協力を仰ぎながら身につけさせる力量を教師が持っていなければなりません。当会では教室の指導で定着させていきます。

歩行に関しては保護者の生活習慣や、共稼ぎなどの条件によって難しさもありますが、心掛けて頂くように働きかけます。保護者にその大切さを根気よく伝えていくのも教室の使命です。この時期に教室に通って頂いている家庭には、子供以上に保護者へのレクチャーが大切なのは言うまでもありません。しかもそれは一般論では無く、家庭に応じたものであることが大切です。

子供が幼いうちに、我が子の資質・気質を持っているかを知り、子供とどのように向き合い、手を入れるかを理解しておくと後の子育てに余裕を持てるので、保護者が様々な事を学ぶための場として有意義なのです。

以上の理由で、二歳児の時点で上記の条件をある程度身につけていれば、三年保育受験で困りませんし、それ以降の二年保育や小学校受験だけでなく、就学後の学校生活が有意義となるだけの基盤を作れます。「いつから始めたら良いか?」の質問の答えとして、「最年少クラス」や「プリマークラス」時期の集団教育は大切であると申し上げておきます。

次回は、その時期に親に意識が無かったり、手を入れる環境で育てられずで生成りに育った三歳以降の子供の場合に何が大切かについてお話しましょう。

        麹町慶進会  塾長 島村 美輝         
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