小学校受験準備 模擬テストの評価に対する考察⑶ 個別テスト① 

前回は面接の子供の印象などの採点について述べました。今回は、面接以外の個別テストの出題内容やその採点方法について述べてみたいと思います。


ご家庭で最も準備しにくいのが個別テスト対策学習かもしれません。理由は簡単です、書店等で教材を購入しようにも販売していないからです。


個別テストについて、ある程度教室へ通った保護者は「浅い理解」程度はされているのではと想像できます。しかしながら言語で答える出題や具体物を利用したものが主体なので、切り取ってカード化するような教材が主になるために、商品化するのに適していないのです。


何故「浅い理解」と述べたかと言うと、幼児教室や個人教室では個別テストへの学習機会がペーパーと比較すると圧倒的に少なく、志望校別クラスを設けている教室でも過去問題中心の学習の頻度が高くなって、偏った準備や知識になりがちだからです。


外部生の模擬後面談で、個別テストへの認識や学習方法を身につけていない保護者が目立ち、子供が経験不足であることを理解してきましたが、それは教室での指導回数が少ないだけでなく、その内容や狙いについてレクチャーも受けていない為であると考えられます。


どうしても小学校受験の受験準備は、過去問題中心のペーパー偏重の学習になりがちです。しかしながら面接を含めた個別考査を様々な小学校で出題されているのも事実ですから、経験不足で済ますわけにはいきません。


次回のブログでは、個別テスト対策に必要な知識について詳しくお伝えしようと思います。



      麹町慶進会 塾長 島村 美輝         
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