小学校受験をお考えの保護者の方

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小学校受験をお考えの保護者の方

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小学校受験とは

中学受験に続き、小学校受験が東京や神奈川在住の方にポピュラーな存在となったのはバブル景気が始まった1986年以降のことでした。
全国に二万二千校以上もある小学校の中で、二百二十校程度という1%の存在に過ぎない私立小学校がポピュラーになるなど、戦前はおろか戦後の二、三十年の時代では想像もつかない事だったと思います。

バブル前に我が子を私立小学校に通学させるご家庭は、戦前からの名家、戦後の高度成長期に急成長した中小企業の一族やの財閥系企業の役員家系、老舗の商家、病院経営者の医師の子女…、中でも女子が人気の中心でした。

東京では男子校は暁星と立教小しかなく、関東ではミッション系を中心に女子校の方が多数派なので当然ですが、共学校でも女子の受験生の方が目立っていました。
この時代、男子は公立で学ばせて大学受験という家庭が中心であり、1970年代に都立高校の群制化で私立高校人気が高まりしたが、徐々に経済的に余裕のある家庭の興味は男女御三家を中心にした中高一貫校に移り、大学附属系の偏差値と中高一貫の大学受験校の偏差値順位が逆転化していきました。

小学校受験がポピュラーになりだすのは前述のバブル時期以降であり、バブル崩壊後の私立人気低下傾向の中にあって、その存在価値に理解を高める家庭がゆっくりとしたペースで増え続け、関東全域の附属小が軒並み競争率急上昇となった小学校受験ミニバブル期を迎えます。

ところが2008年9月のリーマンショックや東北大震災後の不況は、私立校では大学受験にまで影響が及び、特に小学校受験の落ち込みは著しく、幼児教室業界の経営を圧迫させる程でした。

しかしながら、ミニバブル時代とまでは参りませんが、徐々に受験者数は復活し、現在は程よい受験者数に落ち着いたように思います。

近年、志望校の傾向は大きく分けて3つに分かれています。
①大学まで進学することに価値観を持つ附属小を目指した選択。
*宗教教育や創立者の理念の影響を受け、先生や友人及び保護者との交流を通じて一生涯続く人的財産を持たせ、学業だけでなくスポーツや芸術などにも取り組めるような人物育成を目指す。

②大学の選択は本人に任せ、大学受験を目指した選択。

*我が子が目的意識を持つ時期まで、恵まれた人的環境や学業に取り組む姿勢を持つ子供たちの影響を受けさせたい。その上で余裕のある受験環境を与えたい。

③中高一貫校を主にした中学受験を目指した選択。
*低学年はしっかりした人格形成を目指し。高学年からは、予備校ではなく小学校が主体となる中学受験準備環境を与え、①や②の附属小学校以上に幅広い選択が得られるようにしたい。

①~③の何れかに絞り込む家庭は近年少数派で、①を中心にしながら、②や③の附属を加えた選択をする家庭や、②や③の混合 型の受験が一般的です。

②の選択には、筑波大付属やお茶の水女子大附属、学芸大附属各校の国立大学附属の選択もあり、古くから根強い人気があります。地域指定や考査方式(抽選も含む)が各国立附属により異なり、11月下旬から12月中旬の考査日程も遅いので、私立附属受験を終えてからチャレンジする家庭の割合が近年高めの傾向になっています。
リーマンショック以降は、準備をした期間や費用を無駄にしない堅実な結果を求める保護者が多く、挫折経験の少ない育ちのせいか、全て不合格となる結果は避けようとする傾向が強く見られます。「結果が出なければ公立小学校があるから…」というような考え方は、過去の保護者の考え方と言えるでしょう。

地域制が特徴の公立と異なり、私立附属小学校は「男子校・女子校・共学校」「宗教校と無宗教校」「カソリック校とプロテスタント校」「神道系と仏教系」「前述の①~③」etc.様々な分類が可能です。

その分類を企業の業界の違いのように捉え、公立では考えられないほど異なる独自の校風については、社風の違いと考えると理解しやすいと思います。
業界や社風の違いは、創業者の理念と社員の層の違いの為ですが、附属小学校の校風の違いは、創立者の理念や宗教教育などの教育理念に賛同して集まった保護者や生徒、教師の違いから生じた人的な層の違いと捉えると理解しやすいでしょう。

6年という決して短くない期間を通じ、人的な影響の濃い育ちを身に着けた子供たちは、生涯の友と故郷のような場を手に入れ、その附属育ち特有の姿で世に出ることになります。

彼らは全国の小学校の1%にしか過ぎない特殊な環境で育った存在ですが、「その育ちの意味を理解したのは、小学校卒業30年後でした」と私立出身者からよく耳にするように、公立育ちの方々にとっては「明らかに自分達とは異なる育ちをした者」と感じる程の濃厚な影響があったことに若いうちは気付かないものです。

附属小学校育ちで身に付くものは人それぞれですが、全て親の幸せを願う気持ちから生じたものであり、その願いを30年という年月を経て初めて子は理解するものだということでしょう。

地方育ちの方々が、歳を重ねるにつれて学生時代の友の大切さや、育った環境の影響を感じるようになるものですが、それに類似のものと考えるとわかりやすいと思います。

もし我が子を私立や国立の附属小学校に通わせようと考えるなら、将来の職業選択への条件と考えるのではなく、我が子の将来の人物像へ多大な影響を受ける育ちの場としての条件を理解するために、説明会などへ足を運ぶことをお勧めします。その上でその意味や価値が理解できない点について私達にご相談ください。適切な附属の場へのコーディネートと、無駄の無い準備が可能な知識と経験を身に着けた教師が対応させていただきます。

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