私立附属幼稚園から選ばれる側としての覚悟

2018-03-07

今年度の幼稚園受験クラス体験指導は昨年の11月から始まりましたが、他の幼児教室の指導経験の有無に関係なく「慶進会の先生は厳しいんですね…」という声を母親からよく耳にします。

 

幼稚園受験がまだポピュラーではなかった頃、厳しい態度で接する個性の強いカリスマ的存在の「個人の先生」が主役でしたが、その方々と比較すると、私の教室の教師は子供の気持ちを受け入れる優しい接し方をしているように感じます。

 

しかしながら、他の幼稚園受験教室では想像以上に「保護者にも子供にも優しい教師」に指導を受けている方が多いことを、カウンセリング時などの保護者の話から読み取れるのです。

 

実は幼稚園受験指導のベテラン教師の存在は現在でも少数なのが実態で、クラスを設けていても小学校受験指導の経験者が、内容を落として指導を続けているようなケースが多々あるようです。

 

大学病院で「研修医」に身を任せる事に不安を感じない方は珍しいと思います。1~3歳の子供を数人の受験経験を持つ母親や、経験の浅い教師に任せるのは、研修医同様に不安を感じるのは当然の事なのです。

 

残念ですが「保護者にも子供にも優しい教師」とは、経験が少ないがために、子育てや受験に確信を持っていない教師に有りがちな姿です。保護者にはっきりとものが言えず、子供に甘いだけの教師ほどプロ意識の薄い教師と言ってもよいと思います。

 

附属幼稚園の教師は子供を選ぶとき、型にはまった子供ではなく、「もう一度会いたい…」と思えるほどの表情や行動に魅力を感じる子供を好むものですが、ただそれだけでは困るのです。

 

聞く・見る・考える・答える・待つ・座る・他の子供と遊べる・他の大人と関われる・…これらは全ての附属幼稚園に入園する子供が身に着けていなくてはならない条件であることを、保護者は自覚しておかなくてはなりません。

 

宗教の教え、創立者の理念、モンテッソリー教育、ドルトン教育…それぞれが大切に考えている理念を基にした教育を実践する為には、上記の条件を満たしている子供である必要があるのです。

 

現代の平均的母親の子育てで、受験までに上記の条件を満たすことができるなら幼児教室など無用です。優しさと厳しさを使い分けた適切な子供への指導と、不安や疑問を抱くことなく親として成長できるように導けるベテラン教師の存在が合格には不可欠なのです。

 

自身の子供への接し方を基準として、教師の手の入れ方が受け入れられない保護者は、私立附属幼稚園に通わせる価値を再度考え、自身が選ばれる側であることを再認識して欲しいと願うばかりです。

 

 

 

      麹町慶進会 塾長 島村 美輝 
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