関東と関西の小学校受験事情

明日14日(水)から二泊で関西に行ってきます。神戸の岡本に住んでいる娘の自宅に行って親類に会い、三十年の付き合いがある芦屋の幼児教室も訪問しようと思います。

 

関西の受験事情に詳しいのは、大阪で生まれ親族が全て関西在住という事情もありますが、神戸の予備校の幼児教室立ち上げをお手伝いしたことや、前述の芦屋の教室との縁が続いていることも大きな要因です。

 

関西の幼稚園・小学校受験は八月に行われています。以前は九月でしたが、関西学院小学校の受験が八月になってから、合わせるように八月に移行傾向になっています。幼児教室にとっては一ヵ月前倒しになったわけですから、指導期間が一ヵ月短縮となり経営に響く結果に繋がっているようです。

 

しかも長期間続いた関西の不景気の影響は、私立幼小受験の競争率を下げることに繋がりました。単願家庭が多かった小林聖心や甲南小学校などの有名校でさえも二~三倍程度になり、関西学院等との併願家庭が増えているようです。

 

京都の立命館、ノートルダム、同志社も競争率低下傾向にあります。近年人気の関西学院や関西大附属、海星は比較的維持しているようですが、以前と比べると高いイメージはありません。

 

関東では幼稚舎、横浜初等部、早実、雙葉のような以前から高競争率の学校に加えて、東洋英和の競争率が近年十倍を超えたように、他大学への受験率が高く、本人の意思を尊重する自由なイメージが強い学校の高競争率化が目立ちます。東京女学館も系列大学が廃止になってから競争率が十倍を超える勢いですが、受験校のイメージが高くなってきているのかもしれません。

 

語学教育に力を入れている学校、国際バカレロア等の資格取得の可能性があり留学率の高い学校、理系大学への進学率が高い学校、青山学院係属校となった浦和ルーテルのように付加価値のある学校の人気も高くなっていて、歴史の重みと保護者層の良さだけで人気を維持することが難しくなっているのは関東だけでなく、関西にも及んでいるように感じます。

 

戦後八十年…幼小受験も変革の時期を迎えているようです。

 

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麹町慶進会 塾長 島村 美輝         
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