これから小学校受験準備をはじめる家庭に必要な年中期の準備 part18
小学校受験主任の谷内先生は、基礎段階を終えた応用期(8月以降)に「判断」という言葉をよく発します。
基礎期間中の指導を通じ、指示理解力と実行力を身につけた子供達に「これからは自分の判断を大切にしなさい!」というわけです。
判断ミスは人間にはつきものです。まだ就学前迄の短い期間の人生経験をしていない幼児ですからなおさらです。
受験直前の時期ならありえないような判断ミスを二、三回繰り返すこともあります。ミスをしても良いのです。まだまだ思慮の浅い時期です、うっかりミスをした後「いけない!やりなおそう!」という意識や「よく聞き、見る」意識が育てば良いのです。
数時間の授業を通じて、「思考力を育てるペーパーや個別教材」「絵画・制作・巧緻性」「社会性を育むグループ単位の行動観察指導や運動」を「よくあれだけ…」と受験後に振り返って思うほどの学びを卒業式の日まで経験するのですから、自然に判断ミスを繰り返さないようになっていくのです。
気になるのは、「親の指示を守っていれば良い…」「余計なことをしなければ褒められるんだから…」と思い込んでいる「親にとって都合の良い子供」が近年多い事でしょう。
親の顔色を見て「これしていいの?」と常に確認する習慣が身につくのは、親が我が子を溺愛するが故の「親の安心の為の管理型子育て」が理由ですが、ほどほどにしておかないと自己判断力が育ちません。
もちろん、その対極となる「叱らない子育て」も困りものですが、何れにしても「自己判断のかけらもない子供」や、「何でもしたいようにすれば良い」と思っている子供であっても、考査現場で附属の先生方が「指導したいと思う魅力ある子供」に育て上げるのが私達の仕事です。
だからこそ、「小学校受験準備なら、せめて年中クラスから通ってください…」と私たちが思っている事だけは理解して頂けるとありがたいです。
同時に『習い事でついてしまったその子らしくない癖』も「可能な限り身につけさせないでください、素の状態に戻すのに時間がかかりますから…」と思っていることも知って頂けると嬉しいです。
私は、指導する先生方にも仕事の基本を身に着ける初期段階はともかく、数年間の基礎期間が済めば、自己判断で仕事をして欲しいと願ってきました。
各クラスの主任やベテランの先生方には、常にそうあって欲しいと思ってきました。もし判断ミスがあっても私が任せたのですから、私が責任を取ればよいのです。
良かれと思ってしたことなら「余計なことをするな!」と言いたくないですし、「失敗や挫折を経験しなければ成長しない」と思っているので、私はなるべく任せる姿勢を大切にしてきました。
子供達に自己判断を促しているのですから、それは大人であっても同じで、とにかく自分の頭で考えて仕事をして欲しいのです。先生方が私の顔色を見るような仕事をしてほしくないのです。
任せて我慢強く見守る姿勢が人を成長させるのです。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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