今日は１１月３日（祝）、暁星小（一次）、トキワ松学園小、カリタス幼稚園の合格報告が届いています。
暁星小学校の一次合格者は190名余りのようですが、当会の受験者の合格率は例年以上に高く、本年度は80％でした。80名に絞られる二次の好結果を期待したいところですが、昨年のようになるかは神頼み…というところでしょうか。
暁星の一次考査は、10枚程度のペーパー考査だけが定番でしたが、今年は行動観察考査も一次で行うことになりました。昨年、二次考査の運動（模倣体操）と面接に、二種類の行動観察が加わったことからも分かるように、暁星は集団行動観察の重要性を意識したようです。
最近の男子児童の特徴とも言える「協調性や社会性の欠如」「生命力不足」「巧緻性能力低下」は、小学校の教育で補填できないところまで来ていると判断したのでしょう、一次の絞り込み条件にすることで、暁星小学校の教育に相応しい子供の選びの精度を上げようというのが狙いだと思います。
当会の受験者の一次合格率上昇理由が、当会の教育の特色とも言える、徹底した行動観察・運動・制作・絵画・巧緻性指導に加えて、長期合宿指導による親離れ効果によるものであれば幸いです。
続けてトキワ松学園小学校の合格報告を頂きました。
大正５年の常盤松女学校創立以来、女子教育に熱心であった学園が、共学の小学校を設立したのが昭和26年ですから、既に６５年以上の歴史を積み重ねています。
東京の碑文谷という好立地のトキワ松学園小は、４６名の少数教育の小学校です。卒業生の進学先は系列中学に十数名の女子が進学しますが、他は多くが私立中学受験に臨む中学受験校です。
人気の宝仙、都市大附属、国立学園と比べると知名度が低めですが、合格先も幅広くまずまずの結果を残している小学校だと思います。考査内容は他の中学受験校同様、ペーパーテスト・行動観察・運動の考査内容で例年約三倍の競争率を維持していますから、当会の模擬テストでは平均点以上の安定した成績が必要です。
次にカリタス幼稚園の合格報告も届きました。来週火曜日まで目立った発表がない幼稚園受験ですから、嬉しい報告です。
カリタス幼稚園は幼稚園から高校までのカトリック一貫教育校であるカリタス学園の系列幼稚園です。成城学園、溝の口、たまプラーザ、新百合ケ丘等の駅から園バスが運行しており、世田谷区や川崎、横浜方面の広い範囲から通いやすいサービスを提供しています。
- 3年保育男女 60名、2年保育男女 20名募集の白百合学園と同じモンテッソーリ教育の幼稚園ですが、雙葉小学校出身者が小学校の説明会に訪れたときに、子供達の様子や学園内に流れる空気感が母校と類似していると感じたと発言されるのをよく耳にしてきました。
- 同じカソリック附属校でありながら、人的環境の違いが大きい白百合と雙葉だけに、不思議に感じますが、入園（学）した子供たちが生来の気質そのままの自然体で育っているところが、個性が変わらずに育つ雙葉との類似性かもしれません。
- 早朝7時30分から17時までの広い時間帯で、預かり保育も充実しているカリタス幼稚園は職就く母親にとっても魅力ある幼稚園です。小学校受験では、募集人数も少ない上に、ペーパーテストの量が多くしっかりとした準備を必要とするカリタス小学校ですから、時間をかけて軸足のしっかりした宗教教育を望まれる保護者にとっては、幼稚園からの入園は良き選択であると思います。
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麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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