11月1日(月)川村幼稚園二保・三保の複数合格報告を頂きました。

11月1日(月)川村幼稚園二保・三保の複数合格報告を頂きました
 
川村幼稚園は3保が男女計30名、2保が男女計10名、1保が女子若干名募集の私立共学幼稚園です。創立が1952年ですからもう70年近くの歴史があります。(実は1927年に川村女学院付属幼稚として開設、その後1948年に廃園になった歴史を踏まえての創立です)
 
幼稚園から女子大学(2003年に短大を廃止し、川村学園女子大学に統合)までの一貫校であり、千葉県我孫子市にある女子大学の教育学部 幼児教育学科の実践教育の場と考えてよいでしょう。
 
創設者の川村文子先生が関東大震災後に、女性の地位向上を考えて女子学校の設立をしたことが始まりであり、日本女子大学の創設と似た背景を持ちます。
 
前学長の川村澄子先生の存在故に附属幼稚園や小学校に通わせたいという声を、この仕事に就いてからよく耳にした記憶があり、昨年は小学校、今年は幼稚園受験で合格の報告を頂きました。
 
この場を利用して、系列小学校である川村小学校についてもお伝えしておきましょう。
 

川村小学校は、自己推薦個別審査(25名)というユニークなAO募集を行っている小学校です。他にも一般個別審査【前期40名 第1回(11月1日) 第2回(2日)】【後期15名11月5日】合計で55名)の受験機会を設け、併願しやすい小学校になっています。

 

まだ幼稚園、小学校受験がポピュラーではない時代から知られている歴史ある川村学園女子大学の附属小学校です。

 

無宗教系の女子大学は日本女子大学、大妻、家政学院、昭和女子大学、共立…のように歴史ある学校が多く、古くから知られていますが、どうしてもキリスト教系の女子大附属に人気が集中してしまう傾向は、かなり以前から続いています。

 

プロテスタントの東洋英和やカソリックの白百合等が、系列大学に進学しない大学受験校という、位置づけが明確であるが故に職や資格を持つ母親に人気が高いのは現代の傾向を考えると当然で、上記のタイプの学校は純日本的女子の育ちを望む、ひとつ前の世代の父親には人気がありましたが、職を持ち自身で道を切り開く事を尊重する母親が多くなった近年は、人気低迷傾向にあります。

 

中学以降が郊外に移転した日本女子大学附属豊明幼稚園が、中学受験も視野に入れた理系女子の母親や、手に職をつけさせたいと思う父親を中心に人気復活なのが目立つのは、職を持つ母親が関わりやすい環境を用意しているからですが、他の女子校は明確な方向性が見えるような改革が今後必要なのではと感じます。

 

女学館が大学を廃止した為に受験校となる期待からか人気上昇傾向を感じるように、現代の学校は目標をはっきりさせないとならなくなっていく傾向なのかもしれません。

 

川村小学校は、創立者川村文子先生の理想を維持し、学習院や日本女子大と共存してきた目白という立地故の文化があるからこその私立らしい私立だけに、私立志向の保護者にもっと目を向けて欲しいと私は思っています。

 

 

 

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