けいしんかいの教育⑶ 「年少クラス(2年保育幼稚園受験準備/小学校受験基盤指導)」

けいしんかいの教育⑶

「年少クラス(2年保育幼稚園受験準備/小学校受験基盤指導)」

 

年少クラスは、2年保育幼稚園受験準備及び小学校受験の基盤作りを目的としたクラスです。

 

二年保育受験の代表的な附属幼稚園である雙葉や学習院、暁星、白百合(二保)等を目指すご家庭は、年少クラスになってからの通会で基盤作りをすることが一般的でしたが、近年は最年少クラスから準備を始める家庭が多くなり、中学受験のように準備にたっぷり時間をかけるご家庭が増えました。

 

年少クラスの子供は、最年少クラスと比べると、生月による発達差が広がるものですが、保護者の関わり方による個々の発達差はより大きくなります。

 

・男女の違いによるもの

・兄や姉達からの影響の有無によるもの

・保護者の年齢層によるもの

・共働き家庭と専業主婦の家庭

・他者との関わり多少によるもの

・行動範囲の広さによるもの

・家庭の活動の多少によるもの

・移動時の乗り物の種類によるもの

・叱る褒めるのバランスによるもの

・過干渉や放任主義によるもの

・口出しの多少によるもの

・親と子供の距離間の差によるもの

 

日々の違いは微々たるものでも、齢を重ねれば重ねるほどその差は大きくなり、修正しようがないものになっていきます。

 

当会の年少クラスは幼稚園が始まる例年4月から午前の指導を無くし、午後の指導のみになるのですが、保育園に預けてきた子供と違い、幼稚園の保育の影響による個人差が大きくなります。

 

園による違いで言えば、年中児サマースクール(山中湖六泊七日)に参加されることの多い暁星や白百合、日本女子大豊明などの附属幼稚園の子供たちは平均的に切り替えが早く、特にカトリック系の附属幼稚園生は、自己判断で行動できるケースも多いので、一般幼稚園や保育園の在園生とは明らかに違うことを感じます。

 

一般幼稚園や保育園に通うサマースクール参加者(年中児)は、当初切り替えができないケースも多いのですが、附属幼稚園の子供達との生活を通じて刺激を受けることで、四日目ごろから他者に頼らず自力で行う意識を身に着けていきます。

 

カトリック教育のシスターや教師による子供への関わりの影響は、保護者の関わり方による個々の発達差以上に大きいものであることは明白で、カトリック系の附属幼稚園の子供達が平均的に大人度が高い理由でもあります。

 

前述の「切り替えができる子供」も附属幼稚園の宗教教育や創立者の理念の影響を受けた育ちの積み重ねの結果だと私は判断しています。

 

附属幼稚園生は、ほとんどが系列小学校へ内部進学をするわけで、その子たちと机を並べることになる男子校や女子校のカトリック系小学校に外部から合格する為には、切り替えが早く自己判断で行動できる子供になっておく必要があることを、志願家庭は理解しておくべきでしょう。

 

幼少期に「ありのままで育てる」ことを重視したばかりに、興味あることや好きなことにしか取り組めず我慢強くない傾向の子供が増えている時代です。

 

小学校受験の生徒は、幼稚園受験準備経験があれば、受験生としての基盤が身についているので、指導内容の吸収力も早いのですが、

他者に頼らず自力で行う意識を年中期から身に着けさせるのは、保護者の予想よりも時間がかかるわけで、近年小学校受験準備を年少クラスから始める方が増えているのもわかる気がします。

 

最年少クラスの子供と比べると、2保受験を目指す年少クラスの子供は、個々の成長の違いが著しく、年中児並みの発達をした子供をが選ばれる傾向があります。

 

それは知力や技術、運動能力の高さと思われがちですが、それよりも社会性の発達が著しく自己判断が可能な大人度の高い子供達であると理解してください。


けいしんかいの年少クラスは、幼稚園受験主任の榊原先生と、雙葉のカトリック教育で育ったリトミック担当の平先生が中心ですが、小学校受験準備に必要な発達や学び、成長の過程を熟知しているベテラン教師である福澤先生、太田先生(年中主任兼任)も年少クラスのアシストに加わり、全員が指導歴20年以上の経験を活かし、小学校受験指導の基盤に必要な成長を促しています。

 

2年保育幼稚園受験を目指すご家庭と、小学校受験準備を目指すご家庭が共に学ぶ年少クラスですが、別々の指導をする必要はありません。

 

小学校受験を志願しているご家庭に必要なのは、小学校受験の基盤は年少時期に身につくものであることを年少クラスの指導を通じて理解することだと思います。

 

つまりこの時期に教室を利用されなくても、家庭で成長を促しておかなければならないことが多々あるということです。

 

3保受験の結果が得られなかったご家庭が、2保受験や三年後の小学校受験で好結果を得て頂くことは当会では義務と考えています。

 

3保、2保、小学校…何れの時期にどこの附属と縁が出来るかは、親子共に条件が整った時であり、それはご家庭によって異なる理由があるのです…

 

麹町慶進会 塾長 島村 美輝       

〒102-0084

東京都千代田区二番町9-2日興ロイヤルパレスB1
Tel 03-3265-7774 / Fax 03-3230-4737
http://www.keishinkai.ne.jp/

 

 

 

 

麹町慶進会 塾長 島村 美輝        
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