幼稚園・小学校受験のmanagement13 幼稚園受験に必要な発達⑴

三年~二年保育受験に必要な発達について述べましょう。
項目が多いので、三回に分けてお伝えします。

①新しい環境に臨む姿勢が子供にあるか?

例えば、家ばかりにいないで不慣れな環境に子供を連れて行くことを心掛けてきたか?

②衣服の着脱が一人でできるか?

最初からできる子はいませんが、少しずつ自分で着替えができるように練習しなければなりません。附属には制服がある場合が多いことを忘れてはいけません。園舎では脱いだり着替えることが頻繁にあります。誰も手伝ってはくれないことを想定してください。

普段の衣服の選び方も大切です。着脱に楽な衣服だけでは困りますし、デザインがこりすぎて着 脱しにくいものも困ります。できればTPOの原点となる、場所や目的によって洋服を変える姿勢が保護者に心掛けてほしいものです。

③靴の脱ぎ履きができるか?

靴には左右があることを理解させ、革靴や運動靴を自力で脱ぎ履きができるように指導してください。当然他人の家に伺った時の玄関でのマナー(例、床に座り込まず、足を伸ばし腰から体を曲げた「立ったままの姿勢」で脱ぎ履きをする)も身につけさせましょう。

④食事のしつけが身についているか?

食べず嫌いの子供の多い昨今。これは保護者が作り出していることを理解していますか?
食の細い子供など、食べさせる苦労は、実際やってみると根気がいるもので、安易に言えることではないのですが…後で本人も親も苦労することになるので、頑張ってみましょう。

箸(二歳児で使えるのが理想)や食器の使い方。椅子の座り方、周囲を汚さないように食べる、残
さず食べる、弁当箱や食器の片づけetc注意点は多々あります。
でも、もっとも大切な事は積極的に食事をして好き嫌いの少ない子供にする事が肝要ですから、行動量が多くお腹がすく生活を親が心掛けることが.原点です。 

⑤挨拶や受け答えができるか? 

最近は少子化で一人っ子も多く、自分が家族や世の中の中心にいるかのような振る舞いや、発言をする幼児が多くなりました。それを頼もしい子供でも見るかのような親もいて、困りものです。
犬が自分を人間だと思い込ませないような飼い方と同様に、大人と子供のけじめや姿勢をしっかりと躾けることを心掛けなければいけません。同時に「ありがとう」「ごめんなさい」が自分の気持ちから発せられるような素直な子供に育てることも基本です。

⑥他の子供と遊べるか?
核家族時代では他の子供と遊ばせることが苦手な母親増えています。母親自身が他者と付き合うことが苦手なため、子供の世界の領域を狭めています。
友達を家遊招待しての家遊び、公園などでの外遊び、…どちらも大切です。他の子供に声をかけ、呼び寄せて一緒になって我が子を遊ばせるぐらいの気持ちを持つことです。
附属の母親は社交的で、付き合い上手な母親が多いのです。ご自身が意識して社交的になることを心掛けてください。

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