慶應横浜初等部(一次)の合格報告が届きました。

今日は11日12日(月)です。昨日の早実初等部の二次合格報告に続き、慶應横浜初等部の一次合格報告を頂きました。

 

慶應横浜初等部は、私立附属小学校受験の保護者層の変化に伴い、当会では幼稚舎を凌ぐ人気となっています。

 

法人や医療系の共働き家庭や高学歴者層が多く、私立附属幼小育ちの割合が低い近年の受験家庭事情では、横浜初等部の育ちに対する期待が高まるのは自然なことなのかもしれません。幼稚舎育ちの魅力は横浜初等部とは別のものだと思いますが、それを理解し必要とする家庭の減少で、幼稚舎生のステータスは昔ほどではないのでしょう。

 

横浜初等部(一次)の合格条件は、年々厳しさを増しているように思います。しかしながら、一次考査ですから難度を高くしすぎると二次考査を行う意味が薄れます。程々の難度で考査を行っているのですが、他の附属で良き結果を出してきた子供が必ずしも合格するわけではありません。能力はあるけれどもモチベーションを維持することが難しく、合格の喜びを得たために張り詰めていた緊張の糸が切れてしまい、本来の力が発揮できない例は多いのです。

 

東京の考査では遅めの時期に考査日程の「成城学園((7~9日三日間)・桐朋学園(5~6日の内一日と7~8日の内一日の二日)、宝仙(一般)(初等部一次発表後)」などに焦点を合わせてきた子供は、考査を通じて向上してきた力量を維持しながら横浜初等部の一次考査に臨めるケースが多いのですが、それ以前に本命校に合格を頂いた子供が勢いを維持し続けるのは、幼い子供故に難しいのです。

 

教室で共に学んできた仲間たちと、考査期間中は集団で授業に臨むことができないことも、能力低下の原因となるケースも多く、筑波大附属の抽選を通過した子供の指導で経験する、最初の一週間の低空飛行に繋がるものと思います。

 

やはり筑波大やお茶ノ水女子大附属対策には、集団での指導が好ましいのは言うまでもなく、様々な方法で新年長クラスの子供達と競わせるのは、モチベーションを向上させる為に必要だからなのです。

 

慶應横浜初等部の一次通過を果たした子供たちが、十月末の仕上がった時の力量で二次考査に臨める事を期待しています。

 

慶應横浜初等部 一次考査結果からの考察

 

SFCの教育から考察する横浜初等部の考査(1)

 

        麹町慶進会 塾長 島村 美輝  
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