青山学院初等部「適性検査A」の考査方法が変更されました。

11月2日(月)から青山学院初等部の考査が始まりました。

 

近年11月1日から5日のうちの2日間の考査、発表が6日が定番となっていましたが、今年は1日が日曜日の礼拝日にあたるため2日(月)~7日(土)の日程になりました。(合格発表は10日)

 

コロナ感染防止対策の為、集中を避け日程に余裕を持たせたのですが、それ以上に大きな変更がありました。

 

昨年まで約10名程度で行われてきた個別テスト(適性検査A)が、ペーパー考査になりました。

 

とはいうものの、既に一昨年の適性検査Aから、ペーパーを個々に見せながら口頭で答えさせる「机を利用しないペーパーテスト」とでもいうような考査方法になっていましたから、コロナ感染防止への配慮がきっかけではありますが、適正検査Aがペーパー考査に変更されるのは予測済みでした。

 

一昨年の出題難度が高く、練習問題でやりかたを掴めなかった子供が多く(特に男子はかなりの割合でした)その誤りを指摘されないまま本テストに移行する手法をとっていたために、不正解率が高かったのではないかと想像されます。

 

そのせいか昨年は難度を下げたように感じましたが、近年初等部高学年の学習量や宿題が増加傾向になっていて、系列中学からの学力向上要求の噂もよく耳にしますから、適正検査Aがペーパー考査に変更されるのは時間の問題であったように思います。

 

練習用ペーパーを含む小冊子として分冊化された考査用紙を机の上で行う、成蹊小学校タイプの考査でしたが、モニターに映っている教師が出題をする方式をとっており、これもコロナ感染予防対策として予想されていたことですので、特に驚くことでもないでしょう。

 

大枠で「言語」「推理」「記憶」の領域で出題されているのですが、一昨年からの出題と比較すると、難度は高くはないけれども出題量の多さが特筆もので、初等部の先生方の腹のくくり方を感じます。

 

考査方法や出題分野の変更はよくあることですが、保護者の方が面食らっても子供は柔軟に対応するのが常ですから、不合格の理由にするほどの事ではありません。条件は皆同じですからね…

 

約20名で行われる集団テストと運動テスト(適正検査B)が、コロナ対策の為に多少の変化があるかもしれませんが、人生経験の浅い子供達にとっては全てが初めての経験ですから心配される必要もないでしょう。

 

以上、ペーパー出題の内容はここで申し上げられませんが、ご報告いたします。

 

 

 

 
 

        麹町慶進会 塾長 島村 美輝         
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