「絵が上手になる子供の共通点」

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「絵が上手になる子供の共通点」

 

最近、テレビ番組で見た「絵の上手な人の共通点」の話を友人から聞きました。ある動物の特徴を人に聞いてみます、例えば象の特徴だとしたら…「大きな耳」「長い鼻」「長い牙」「重そうな大きな体」「小さな目」「丈夫そうな大きな足の爪」「体の大きさの割に細い尻尾」「全体を覆う短く細い体毛」「灰色の体」「しわだらけの体」「もり上がった頭頂部」…写真や映像を見ずに、象の姿を思い出しながら答えてもらうと、絵が下手な人は上記の特徴を三つ四つ程度しか答えられないそうです。

 

対称的に絵の上手な人は沢山答えます。これは、記憶力の差ではなくて、観察力の優劣の差を示しています。人は興味があるものは、日常的に何度も繰り返して見るものです。手に取って観察もします。

 

虫が大好きな子供の描くカブトムシや、電車好きな子供が描く地下鉄や新幹線の絵は見事なものです。興味のあるものだからこそ細部まで観察するので、特徴を掴まえた絵になるのです。これは粘土などの造形でも同様です。

 

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「好きこそものの上手なれ」とはこの事です。


当会の年中クラスでは、季節を代表する「タンポポ」や「ヒマワリ」「コスモス」などの植物や、生きている虫や犬などの模写の機会を多くします。写真や絵などではなく本物を観察させます。動く生物などは特に興味を持って観察するので、何故か写真などより生き生きした描写で絵を描くのです。

 

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創造画や指定画を描く機会の多い年長の授業では、主任は次々とその対象の特徴を子供に伝え、気付かせながら絵を描かせます。例えば「公園で遊ぶ子供の絵」ならば、公園の様子を伝えたり遊具の特徴や遊びについて情報を与えます

 

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ですから絵を描く機会を多くすることだけが、絵を上達させる方法ではありません。観察機会を増やし、特徴を言葉で述べさせる事なども絵の上達の条件となると思います。 前述の象などは、飼育係が何の餌を用意し、どうやって食べさせているのか?鼻で吸い上げた水はどのように体にかけているのか?etc.身体的特徴だけでなく動きまで観察させるのです。動物園では足早に沢山の動物を見せるのではなく。子供が興味を持った動物の檻の前で長時間観察させることをお勧めします。興味が続くような言葉かけも必要です。

 

でも最も必要なのは「親の忍耐力」かも知れません…

   

麹町慶進会  塾長 島村 美輝         
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