志望校・志望園を選ぶ視点⑼ 小学校受験編①キング・オブ・アスリート

志望校・志望園を選ぶ視点⑼
小学校受験編①キング・オブ・アスリート

 

知的能力よりも、「心の成長」や「生活力・社会性の基礎的な育ちが身についた」子供かどうかを見極め、親の手の入り方を判断されるのが幼稚園受験です。


しかしながら、小学校受験では、どんなに私立附属に相応しいご両親や子供であっても、親が出身者でも兄姉が在学していても、知育発達考査の合格ラインを越えないと合格の二文字は得られません。

 

しかもペーパー・個別・絵画・制作・巧緻性・運動・行動観察・生活力・社会性…広い領域に亘る総合発達を求められます。


私は、それを陸上競技の短距離走、中距離走、長距離走、投てき、跳躍という、幅広い競技種目全てで一線級の成績を残さなければならない「十種競技」との類似性でよく説明します。


「十種競技」の勝者はキング・オブ・アスリートと称えられる存在です。彼らは各競技の専門競技者の成績を超えることすらあるほどのアスリートですが、小学校受験で好成績を残す子供は、不得意の分野でも受験生の平均値を超える力量を身に着けている総合力の高い子供達なのです。

 

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不得手な分野が受験生平均値を大きく下回っていると総合得点に響きます。しかも苦手意識を残したままにすると、子供に自信の表情や態度が生まれず、得意な分野さえも印象に残らなくなってしまいます。


私の教室では小学校受験準備の模擬テストを創立期から実施してきました。その結果表には、合格判定の基準となる「附属小学校男女別ランク表」を参考資料として添付しています。


このランク表は毎年改定していますが、あくまで私や主任の経験で決定しているものですから、異なる見方をする教室があっても構いません。しかしながら年間6回の模擬テストを続けてきた私達は子供の総合力判定ではかなり自信を持っています。

 

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幅広い領域からのペーパーテストを20枚も近く使用して、合否判定をする中学受験校であろうと、3枚程度しか出題しない成蹊や筑波大附属、行動観察しか行わない幼稚舎や立教小、個別テストを重視してきた学習院や成城学園でさえも、知名度の高い学校であればあるほど、総合力の高さは重要なのです。

 

どの附属小学校を選ぶかの選択は、総合力を基にしたランク表を参考にすれば可能です。但し、その判断は8月末まで待つべきです。生月の違いや他の理由で発達の差が著しい春から夏にかけての時期に、我が子の総合力を決めつけてしまうのは早計な判断です。

 

成長著しい夏場の伸びを確かめてからで遅くないのです。(早生まれは9~10月でも良いぐらいです)

 

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その時期までに保護者に必要なのは、1月から始まる合同説明会、春から夏にかけて増える学校説明会や公開授業などに積極的に参加し、親にとっても価値ある場所となる附属校を見極めることです。


これを怠り、人気の高い学校しか興味を持たず、しかも不勉強な家庭はろくな願書も書けませんし、面接でも聞こえの良い回答しかできないものです。

 

中学以降の受験と違って、親力を問われ自分達も選ばれる対象であることを忘れてはいけないのが幼稚園・小学校受験であると肝に銘じて下さい。

 

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麹町慶進会 塾長 島村 美輝         
〒102-0084東京都千代田区二番町9-2日興ロイヤルパレスB1
Tel 03-3265-7774 / Fax03-3230-4737
http://www.keishinkai.ne.jp/

 

塾長カウンセリング 対面&リモート 受付 | 麹町慶進会志望校(園)選択、願書・面接準備等の幼小受験に関わる相談から子育てアドバイスまで、ご両親の多様なご相談に対して対面でお応えしてきた塾長カウンセリングですが、教室に足を運びにくいご家庭へのサービスとして、リモートカウンセリングをご用意いたしま...リンクwww.keishinkai.ne.jp

 

 

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