「幼児教室を選ぶ目を持つ」

幼・小受験準備をブラッシュアップする。

「幼児教室を選ぶ目を持つ」

 

私立や国立大附属の幼稚園・小学校出身者は、全国で1%しかいません。それだけに附属幼小に通う価値を理解できないのは当然で、正しい知識や情報も入手しにくいのが幼児期の受験だと思います。

 

附属の教師の知人に受験準備の相談をしたら「幼児教室に通いなさいと告げられました」とよく耳にするぐらいですから、中学受験以降の経験しかない方が知る由もないでしょう。

 

教室選びは大切です。初期段階は通いやすい近くの教室でも良いですが、多少受験準備について理解が深まったり、指導に対して疑問を感じるようになったら、教室を変える方法もあります。

 

保護者のステージが上がってきたら、受験全般をよく知っている教師(教室)であるか?を確認していく必要があります。教師の力量は話すだけでも判明すると思いますが、例えば志望校相談で「青山学院を受験したいのですが…」と聞いてみたらよいでしょう。

 

いきなり「出身者ですか?それとも何かご縁がありますか?」と聞かれて「いいえ…」と答えて、「そうですか…ならば無理だと思いますよ…志望校を変えた方が良いでしょう…」と言われたら、その理由を確かめてみてください。「そういうものなのです」的な返答であれば考えものだと思います。恐らく出身者か、在園・在学の兄弟姉妹がいる家庭しか合格経験がない為にそう思い込んでいるか、経験が薄いに違いありません。

 

もちろん子供が優秀であったとしても簡単に合格できる附属ではありません。でも、自分の判断を信じてご家族と共に附属受験に向き合ってきたベテラン教師なら、出身者や縁故が合格の条件ではないことを理解しています。

 

公立出身者が、別学(男子校&女子校)やミッション校に違和感を持ったり、その価値や中身を理解できずないのは当然のことです。しかしながら説明会や出身者等からの話などで興味を持ち、その附属について質問をしたなら、理解を深められる回答があって当然のことです。

 

「その家庭にとって価値がある附属であるか?」についての判断までできる教師ばかりとは言えませんが、経験が少ない為に確実な答えが今は出来なくても、「調べてみますから暫くお待ちくださいね」のように正直で誠実な回答が出来る教師であって欲しいと思います。

 

全ての教師がベテランであり、優れた教師が揃っている教室は稀だと思いますが、真剣に受験に向き合い、プロ教師になろうと努力する教師と、適切な指示ができる運営者のいる教室であれば通っても意味があると思います。お金を払う価値があるということです。

 

また幼児教室は、「教師に相談がしやすい学びの多い場であり、他の保護者達と良好な関係を築ける場」であるべきだと思います。「皆が画一的ではなく個性豊かでありながら、我が子を成長させる為に良きサポーターとなる親たちのコミュニティ」である附属幼小の親になる為の人的環境であるべきだと私は確信しています。

 

子供を成長させられるだけでなく、親の理解と力量も上げられる幼児教室や教師選びは重要です。我が子を入園、入学させた程度の知識と指導力では、まだまだ教師としてはこれからの存在です。「ご家庭に相応しく居心地の良い教室」をどうぞご自身の目で選んでください。

 

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麹町慶進会 塾長 島村 美輝         
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