首都圏の24年中学入試結果を踏まえて

 

志望校・志望園を選ぶ視点(27)

首都圏の24年中学入試結果を踏まえて

 

 

 

週刊ダイヤモンド(ダイヤモンド社)の最近の特集記事によると首都圏の24年中学入試の特徴は、難関校回避と中堅校人気

 

・御三家など難関校で特に男子の安全志向が

 強まり、麻布や武蔵、海城などが受験者を

 減らす(森上教育研究所の森上展安代表の分析)

 

昨年はコロナ禍が下火に向かうことで難関校

 回帰が起きたが、その反動と思われる。た

 だし、易化したというよりチャレンジ受験

 の学力層が減っている。

 

・通学区域の拡大+高校無償化⇒ 最強国立一 

 貫校である筑駒の合格辞退者が続出 。

 

・合格者が他の併願校に流れ⇒例年5人以下の

 繰り上げ合格が数倍に跳ね上がった。

 

 

 ☆筑駒離れの最大の原因

同校が24年入試で通学区域を拡大したこと   で神奈川、埼玉、千葉、神県の合格者が自宅から通いやすい開成や聖光学院、渋谷教育、学園幕張(渋幕)などに流れた。

 

 ★筑駒ショックのもう一つの原因

東京都の高校授業料の実質無償化が、子供が複数人いる家庭も私立中選択への追い風となる

 

ダイヤモンドでは上記のように分析しています。

 

小学校受験では、中学受験や大学受験の実績が人気に反映する傾向が続いています。

 

成蹊の約80%の生徒や、成城学園の約40%が他大学へ受験していたり、学習院幼小からの男子入学生の多くが他校への受験にチャレンジしていることは、知らない方が多いのが現実です。(上記のデータは年度によって多少の違いが生じます)

 

このような例は、かなり以前からの傾向なのですが、「大学附属校の生徒はほとんどが系列大学に進学するもの」という思い込みはなかなか無くならないものです。

 

また、併願受験が多いのも小学校受験の特徴だけに辞退者も多く、繰り上がり合格が20名を超える学校が多くなっています。

 

上記の中学受験同様に、難関校を避ける「ほどほど受験」も目立っており、これまでかけてきたものを無駄にせず、確実に結果を手に入れたいと願う家庭が増えていることを感じます。

 

ほどほどにも程度があって、ほどほどと思い込んでいて、実は合格しにくい小学校も多々あるのが現実です。中高大学受験の偏差値ベースの自己判断は危険という事です…


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麹町慶進会 塾長 島村 美輝         
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