東京の中学受験御三家唯一の系列幼小…雙葉小学校附属幼稚園、雙葉小学校


東京の幼稚園・小学校に合格できる幼児教室「慶進会」-幼きイエス像

 

東京の中学受験御三家唯一の系列幼小…雙葉小学校附属幼稚園、雙葉小学校

 

雙葉は中学受験の私立御三家の中で唯一系列幼稚園と小学校を持つ存在感の大きい私立附属です。暫く雙葉について述べておりませんでしたので、雙葉に興味を持つご家庭向けにご紹介しましょう。

 

他の白百合や聖心(系列幼稚園はありません)もそうですが。カソリック附属は他の地域にも系列校や幼稚園を運営していることが多く、幼きイエス会の雙葉学園も四谷だけでなく、田園雙葉、横浜雙葉、静岡、福岡と地域特性のはっきりした系列校を備えていることが魅力です。

 

保護者の中に家柄も学歴も兼ね備えた家系が多く、それが他校を寄せ付けない存在の大きさを維持させているのでしょう。

 

当会から徒歩十分程度の近さなので、出身者や雙葉を第一志望にするご家庭の子女を指導する事も多く、入学される保護者層と子供のタイプは理解できるようになりました。また、私事ですが十数年属していた都心のロータリークラブの会員に、雙葉と学習院幼小の保護者が多数おられたことも大きいかもしれません。

 

世のお父様たちは、白百合や聖心も含めカソリック校女子生徒に対する固定イメージがあるようで、清楚で言葉遣いの美しい、育ちの良いお嬢様たち…まぁ世間一般もこんな感じでしょうが、雙葉ほど誤解されている附属はないかもしれません。

 

出身女性のイメージ通りなのは自分にストイックな点ですが、他者に対しては寛大で、困っている他人を放っておけない性分。控えめというより思ったことを正直に述べ、仕事に生きがいを持った行動的でさっぱりしたタイプの女性。

 

小学校の生徒は素の姿と外面の違いが無く、行動的で思ったことを発言し行動力のある大人っぽい子供。その系列幼稚園も自然体で伸び伸びと成長している子供達だらけ。

 

幼稚園の保護者も、保育時の待ち時間に集団でお茶をするのではなく、多忙な用事や仕事をこなしながら時間を無駄にしない母親が多く、出身者もそうでない方も区別がつきにくい類似の女性。装いも紺一色のイメージはありません。


父親は、母子の生き生きとした姿を後方からにこやかな表情で見守るような控えめで真面目な実直タイプ。学校や園の行事を通じてのお付き合いが主体で、当然父親達が仲良くなって飲み会をやっているような話もあまり耳にしません。

 

職業も弁護士や司法関係、勤務医家系。日本を代表する法人企業に戦前や戦後初期から勤め上げてきた会社員家系、学者や芸術家一族etc.が目立ち、商売人家系や芸能関係は限りなく少数派です。

 

最後は大学受験で頂点を目指すのが必然の家系ですが、受験準備だけで頭が一杯というわけでもなく、育ちを犠牲にしない準備を心がけ、本人の意識が自然に高まるのを待つような姿勢の保護者が多く、国立大附属なら、お茶ノ水女子大附属幼~高校の保護者層とも近いように思います。

 

共通項は女子高や大学の系列校であり、官僚や国家資格職業、学者、芸術家等々…高学歴者の多い保護者層。そこに宗教の良き理解者が加わったのが雙葉です。

 

お茶の水女子大附属そして雙葉は、父親や祖父の血を受け継いだ女子や女系家系の子供が、よき理解者である恩師や学友とその家族に見守られながら伸び伸びと大らかに育ち、家系や職業、生き様を見事に引き継ぐ存在として成長する場だと私は思います。

 

共学系なら学習院幼稚園、初等科の保護者層にも近いのですが、出身者から「似た教育環境」とよく耳にするのが、聖公会系の女子校立教女学院と、神奈川県川崎市のカリタス修道女会の共学校カリタス小学校です。

 

特に立教女学院は受験日程も集中する1~2日と微妙なずらし方の11月3日なので、優秀で発達の良い子供が集まり雙葉と横並びの合格難度になっています。(同じ立教学院系列の立教小学校とは保護者層が異なるのが面白いところですが、その点については私の合格バイブルでご確認ください。)

 

雙葉は、田園雙葉や横浜雙葉、福岡雙葉、静岡雙葉と類似のスピリットを持つミッション校ですが、中学受験御三家唯一の系列幼小である雙葉の存在感の大きさは揺ぎ無きものと言えるでしょう。

 

横浜雙葉のシスターに続き、田園調布雙葉学園ガリラヤ修道院のシスターが、令和6年3月末から四ツ谷雙葉学園に近い六番町のニコラ・バレ修道院に移られると出身者に聞きました。

 

前園長兼小学校長のシスター前田、前中高長のシスター杉田も移られることになり、福岡雙葉、静岡雙葉、横浜雙葉に続き田園調布雙葉からもシスターがいなくなります。

 

シスターが学園で生活を共にされている学園と、信者である先生しかいない学園とでは園内の雰囲気が異なることを出身者からよく耳にしてきました。

 

田園調布雙葉学園は修道院の存在に加え、横浜、四ツ谷と比較すると経営者層の割合が高い保護者層、そして最も大きな要因として中学受験の入学者がいない為、「さっぱりとして淡々とした印象の横浜や四谷と比較すると、とにかく温かさを感じる人的環境でした」と、説明会等に参加した保護者から聞くことが多いのですが、信者でもなくカソリック校に関わった事の無い方の実感として参考になります。

 

田園調布雙葉のシスターが四谷に移られることで、今後の田園調布雙葉幼小の印象が変わっていくのかどうか興味深いところです。

 

 

麹町慶進会  塾長 島村 美輝     

〒102-0084 東京都千代田区二番町9-2日興ロイヤルパレスB1
Tel 03-3265-7774 / Fax 03-3230-4737

 http://www.keishinkai.ne.jp/

 

 

 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 


 

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