11月1日(土)白百合学園幼稚園二保の複数合格報告を頂きました。競争相手の多い女子のみの人気幼稚園だけに、よく我が子を磨き上げましたね。
郵送の一次と異なり、朝10時に手渡しという近年では珍しくなった発表方法は今年も健在です。
両親共働き家庭も多いので、全ての結果報告を頂けるのは夕方遅めになることが多いのですが、今年は土曜日の発表なので、午前中に一次合格者全員から合格の一報を頂けました。
白百合学園の2保受験は雙葉や学習院と比べると募集人数も少数です。(15人目安ですが、年により合格者数が変わります。10人以下の年もあれば19人という年もありました)
また、3保と比べると2保は子供の発達が合格条件として大きく、親子共に高い力量を身に着けていることが肝要です。
当会の幼稚園受験部門は近年高い合格率を維持しています。小学校受験より結果を出すのが難しい幼稚園受験だけに、主任の導きを信頼し、最後まで頑張ったご両親は見事でした。
心からお祝い申し上げます。
リーマンショックや東北の震災以降の景気低迷期に、医師家庭の割合が突出して高かった頃は、当会でも第一志望傾向の高かった白百合学園幼稚園ですが、景気改善傾向の中で職業層が再び広がり、当会では近年第一志望園分散型の傾向になっています。
三保受験では白百合学園、日本女子大豊明、お茶の水女子大附属の受験が目立つ年もあれば、東洋英和、青山学院、成城学園、玉川学園が目立つ年があるように、当会の志願傾向は一定ではありません。
二年保育では雙葉、暁星が筆頭人気で、田園雙葉、白百合学園、学習院が続きます。
まだまだ、二年保育幼稚園の雙葉や田園雙葉、暁星そして学習院等の附属幼稚園へ会員は挑みます。
小学校受験同様、幼稚園受験もまだ始まったばかりです…
小学校受験の年中や年長クラスの子供に著しい成長を両親が促すことは、実は簡単ではありません。この年齢は、ある程度の人数による集団教育による経験が人的成長に必要であるために、教師の子供を伸ばす力量が親御さんより重要となります。
反対に幼稚園受験の最年少や年少クラスは、カソリック系の附属幼稚園合格条件である親離れ子離れを達成する必要があり…
⑴過干渉ではない親子関係の構築
⑵社会性の基盤を育てる教師の集団指導
の両方が不可欠なのです。
ただ、最年少も年少クラスも生月は年によって異なり、小学校受験より成長の差はより大きく、特に白百合幼稚園の二保や暁星幼稚園の受験には、主任教師の柔軟な指導力が不可欠です。
受験を考えた時に特定の園にしか興味が持てないのは無理のないことで、幼稚園受験を単願受験にしてしまう家庭は多いようですが、小学校よりはるかに家庭と幼稚園の属性の一致が結果に繋がる受験です。一つに特定せず他の園にも目を向ける余裕が必要です。
幼児の受験は会社の就職試験に類似しています。就職に臨む学生時代を思いだしてくだされば理解できる筈です。
志願園の決定については幼児教室にも責任があります。小学校は保護者面接の無い学校から、相応しい親を選ぶ意識の高い学校まで存在する多様な受験ですが、幼稚園は違います。
幼稚園なのか小学校なのか、それとも中学受験以降なのか?
子供だけでなく親にとっても影響の大きい附属はどこなのか?
踏み込んだ相談であっても適切なアドバイスをしなくてはならないのが幼児教室ですから、ご両親と教室の間に「風通しの良い信頼関係」が前提です。
子供への指導以上に親を導くことが重要な幼稚園受験です。当会の幼稚園受験クラスの体験を通じて、感じ取って頂ければ幸いです。
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麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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