小学校受験準備 模擬テストの評価に対する考察⑵個別テスト 面接②

今回は面接の評価について、子供の印象などの採点について述べてみましょう。


質問への返答内容に対する配点が4点だとすると、各配点が10点満点なので印象や態度などへの配点は6点となります。


保護者に渡す模擬結果の「面接テストの記入用紙」には、大きく三つに分類された評価項目が箇条書きに示してあります。(今後若干の内容変更も有り得ます)

 

①態度点⇒3項目

②表現と内容点⇒5項目

③印象点⇒5項目

 

それぞれの項目で修正していきたいと感じた場合、少々気になる(△)・かなり気になる(×)という評価をして、保護者に様子を把握していただけるような方式をとっています。各項目の一つだけを抜粋して公開しましょう。

 

 

①態度点⇒自然な正しい姿勢で面接に臨む事ができ、相手の目を見て対話ができる。

②表現と内容点⇒考えすぎたり迷い過ぎる事が無く、間の少ないリズム感のある対話が可能。

③印象点⇒健全な発達を感じ、表情も豊かで対話をしていて楽しい子供である。

 

私は、上記の13項目に対して、△と×の評価はしますが、「気になったので報告しておきます…」程度の事であり、-1やー2などの減点はしていないのです。あくまでも様子を理解して頂くための手段に過ぎません。

 

 

考査の時期によって不調、好調のあるのが子供です。それまで出さなかったような面を突然見せる事もありますから、「その状況をお知らせできれば…」の思いからこのような評価方法をとっています。

 

 

私は、「その子供の良い部分を評価してあげたい!」の思いで、返答評価4点に印象評価として0~6点の加点をしています。幼くて返答内容が十分でなかったとしても、「対話していて気持ちの良い素直な子供」になって欲しいからです。

 

 

附属小学校の先生方は、排除したい子供を考査で探しているのではなく、「6年間一緒に過ごしたい!伸ばしてあげたい!と思える素直で気持ちの良い子供」を考査で見つけ出そうとしています。それは私が長年受験の仕事をしていて確信した事です。

 

 

だからこそ「対話していて気持ちの良い素直な子供」に成長して欲しいという気持ちで、教師全員が考査のテスターをしていますし、そのような子供との出会いを楽しみにしているのです。

 

 

 

ですから、「重要でもない事に一々減点をして差をつけるような評価方法が目立つ模擬テスト」を好みません。その子供の気質や資質、そして現在発揮できる能力を見出すことができなくなるからです。リラックスしている会員も緊張している外部生も公平に扱い、身につけている力量と人としての有り様を出し切れるような接し方をしてあげたいと思います。

 

 


そして、これから改善して欲しい内容や、とても良いと感じる点をお伝えできるような結果表を早急にお返しし、可能な限り面談等でお子様の魅力を伝えていきたいと思います。

 

      麹町慶進会 塾長 島村 美輝         
〒102-0084東京都千代田区二番町9-2日興ロイヤルパレスB1
     Tel 03-3265-7774 / Fax 03-3230-4737
                                              

               http://www.keishinkai.ne.jp/

 

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